近年、YouTubeやTikTokなどの動画コンテンツが人気を集める中で、スマホよりも本格的に撮影したい人の間でミラーレス一眼カメラが注目されています。軽量で持ち運びやすく、一眼レフに劣らない高画質や美しいボケ感のある映像が撮れるため、初心者からプロまで幅広い層に支持されています。
本記事では、ミラーレス一眼カメラで動画撮影をするメリットや撮影方法、機種選びのポイントに加え、動画撮影におすすめの人気モデルを10台厳選して紹介します。
ミラーレス一眼カメラで動画撮影するメリット
ミラーレス一眼カメラは、写真だけでなく動画撮影にも優れた性能を発揮することで人気を集めています。ここでは、ビデオカメラの代用になるのか、一眼レフと比べた軽さや利便性、高画質でボケ感のある映像表現ができるといった、動画撮影におけるミラーレスのメリットをわかりやすく紹介します。
- ミラーレスはビデオカメラ代わりになる?
- 一眼レフより軽くて便利
- 高画質でボケ感のある映像
ミラーレスはビデオカメラ代わりになる?
近年のミラーレス一眼カメラは、4KやフルHDなどの高画質撮影に対応しており、ビデオカメラの代わりとして十分活躍できます。特に、センサーサイズが大きいため映像に奥行きが出やすく、映画のようなクオリティの高い動画が撮影可能です。
加えて、レンズ交換ができるため、被写体やシーンに合わせた多彩な表現が楽しめるのも魅力。手ブレ補正機能やマイク端子のあるモデルも多く、VlogやYouTube撮影にも適しています。
一眼レフより軽くて便利
ミラーレス一眼は、内部構造がシンプルなため、一般的な一眼レフよりも本体が小型・軽量です。そのため、動画撮影時に手持ちでの操作や移動撮影がしやすく、長時間の撮影でも負担が少ないのが大きなメリットです。
ジンバルや三脚にセットする際にも取り回しが楽で、持ち運びも快適。旅行先や屋外での撮影など、機動力が求められるシーンでは、ミラーレスの軽さが圧倒的に便利です。
高画質でボケ感のある映像
ミラーレス一眼カメラは、大型センサーを搭載しており、背景を美しくぼかした映像が撮れるのが大きな魅力です。これにより、被写体が引き立つ印象的な映像表現が可能になります。
さらに、4K撮影や高ビットレート録画などに対応したモデルも多く、細部まで鮮明に映し出す高画質な動画が撮れます。スマートフォンとは一線を画す映像クオリティで、Vlog、インタビュー、商品レビューなどさまざまな用途で活躍します。
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ミラーレス一眼カメラで動画を撮影する方法
ミラーレス一眼カメラは、写真だけでなく動画撮影にも優れていますが、きれいな映像を撮るには基本的な使い方を知っておくことが大切です。ここでは、初心者でも失敗しない動画撮影の基本手順や設定方法、必要なアクセサリーについて解説します。
- 基本の撮り方をマスターしよう
- 動画モードと設定の使い方
- 動画撮影に必要なアクセサリー
基本の撮り方をマスターしよう
ミラーレスで動画を撮るには、まず「動画モード」に切り替えるのが基本です。その後は構図を決め、ピントを合わせて録画を開始しましょう。手ブレを防ぐために、三脚やジンバルを活用するとより安定した映像になります。光の入り方にも注意し、逆光にならない位置から撮ることで、明るく鮮明な映像が撮影できます。
また、ズームやパン(カメラの横移動)はゆっくりと動かすことで、見やすく滑らかな映像になります。まずは短い動画を繰り返し撮って、操作に慣れることが上達の近道です。
動画モードと設定の使い方
動画撮影モードでは、解像度(例:4K、フルHD)やフレームレート(例:24fps、60fps)などの設定を確認しましょう。フレームレートが高いほど滑らかな映像になりますが、容量が大きくなる点にも注意が必要です。明るさや色味を調整する「ホワイトバランス」や「ISO感度」も重要で、室内や屋外などシーンに合わせて変更することで見栄えが大きく変わります。
また、マニュアル設定が可能な機種なら、シャッタースピードや絞り値を自分で調整することで、映像表現の幅が広がります。まずはカメラの動画設定メニューを一通り確認しておくと安心です。
動画撮影に必要なアクセサリー
きれいな動画を撮るためには、カメラ本体だけでなく周辺アクセサリーも重要です。例えば、手ブレを抑える「三脚」や「ジンバル」は、安定した映像を撮るために必須。また、内蔵マイクよりも高音質で録音できる「外付けマイク」もおすすめです。
照明環境が悪い場合は「LEDライト」もあると便利で、顔や被写体を明るく映し出せます。さらに、長時間の撮影には「予備バッテリー」や「大容量SDカード」も欠かせません。これらのアクセサリーを揃えることで、より本格的な動画撮影が可能になります。
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動画撮影用ミラーレス一眼カメラの選び方
ミラーレス一眼カメラには多くの機種がありますが、動画撮影に強いモデルを選ぶにはいくつかのポイントがあります。ここでは動画向けの性能を備えた機種の特徴、長時間撮影が可能かどうか、コスパに優れたモデルの選び方に注目して解説します。
- 動画に強い機種の特徴とは?
- 動画30分以上撮れるモデルの確認
- 安くて高性能なモデルを選ぶコツ
動画に強い機種の特徴とは?
動画撮影に強いミラーレスカメラの特徴は、まず高解像度の動画撮影に対応していることです。4Kや60fps(フレームレート)撮影が可能なモデルは、滑らかで美しい映像を記録できます。
また、手ブレ補正機能(IBIS)や高速・高精度なオートフォーカスが搭載されていることも重要。これらにより、動きのある被写体でも安定して撮影可能になります。加えて、外部マイク端子があると音質向上にもつながり、より本格的な動画制作に対応できます。
動画30分以上撮れるモデルの確認
一部のミラーレスカメラには、動画撮影時間に30分の制限がある場合があります。これは特に長時間のイベント撮影やYouTube収録などで不便になるため、制限なしで撮れるモデルを選ぶのがおすすめです。
近年の機種では、ファームウェア更新や仕様改善により、無制限または1時間以上の撮影が可能なものも増えています。公式スペックやレビューをしっかり確認し、自分の使い方に合った撮影時間が確保できるモデルを選びましょう。
安くて高性能なモデルを選ぶコツ
価格を抑えつつ動画撮影も楽しみたいなら、型落ちモデルやエントリー向けのミドルスペック機がおすすめです。最新モデルほど高価ですが、1〜2年前の機種でも十分な動画性能を備えていることが多く、コスパに優れています。
たとえば、フルHDや4K撮影に対応し、AF性能や手ブレ補正も備えたモデルであれば、趣味やVlog用途には十分です。また、中古や整備済み品を選ぶのも費用を抑えるポイントです。
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ミラーレス一眼カメラで動画撮影する時の注意点
ミラーレス一眼カメラで高画質な動画が撮れる一方で、長時間の撮影や連続使用には注意が必要です。ここでは、熱対策、バッテリー・SDカード管理、オートフォーカスの特徴の3つの視点から、トラブルを避けるためのポイントを解説します。
- 長時間撮影時の熱対策
- バッテリー持ちとSDカード容量
- オートフォーカスのクセを理解する
長時間撮影時の熱対策
ミラーレス一眼カメラは高性能なぶん、長時間の動画撮影で本体が高温になることがあります。特に夏場や4K撮影時は熱によって自動的に電源が落ちる「熱停止」状態になることも。
対策としては、直射日光を避けた場所での撮影、冷却ファンの使用、一時停止を挟んだ撮影がおすすめです。また、最新機種では放熱性が改善されているものもあるため、撮影スタイルに合わせたカメラ選びも重要です。こまめな温度管理で機材の故障も防げます。
バッテリー持ちとSDカード容量
動画撮影は静止画に比べてバッテリーとSDカードの消費が格段に早くなります。高画質で長時間撮影を行うと、1時間でバッテリー1本・SDカード1枚がいっぱいになることも珍しくありません。予備バッテリーや大容量・高書き込み速度のSDカード(UHSスピードクラス3以上)を用意しておくと安心です。
電源が切れると撮影データが破損する恐れもあるため、こまめな充電・データ確認も大切です。準備を怠らないことで撮り逃しを防げます。
オートフォーカスのクセを理解する
ミラーレスカメラのオートフォーカスは進化していますが、機種によって挙動にクセがあり、動画中にピントが迷ったり追従が遅れる場合もあります。特に背景と被写体のコントラストが少ない場面ではピントが合いにくくなることがあります。
これを防ぐには、被写体をタップしてフォーカスロックをかけたり、マニュアルフォーカスを併用するのが有効です。撮影前にAF性能を試しておくことで、思い通りの映像が撮りやすくなります。
動画撮影用ミラーレス一眼カメラ人気おすすめ10選
ここでは、動画撮影用ミラーレス一眼カメラ人気おすすめ10選を紹介します。
富士フイルム(FUJIFILM) ミラーレス一眼カメラ X-T50
X-T50は、高性能な映像処理エンジン「X-Processor 5」と新開発の約4,020万画素センサーを搭載し、4K60pや6.2K30pの高解像度動画撮影が可能です。手ブレ補正や高精度オートフォーカスも優れており、初心者からVlog撮影にも最適な1台です。
パナソニック(Panasonic) ミラーレス一眼カメラ ルミックス GH6
GH6はシネマクオリティの映像表現ができる動画特化型ミラーレス。5.7K60pや4K120pといった高フレームレート対応、V-Log撮影、アナモフィック撮影にも対応しており、プロの映像制作にも適しています。放熱性能にも優れ、長時間撮影にも強いモデルです。
Nikon ミラーレスカメラ 一眼 Z6II
Z6IIは、4K UHD 60p撮影に対応し、高感度性能とダイナミックレンジの広さが魅力です。デュアルEXPEED 6搭載により処理速度も向上。人物・動物の瞳AFも搭載し、なめらかで美しい動画が撮れます。動画も写真も両立したい方におすすめ。
キヤノン デジタル一眼カメラ EOS R50V
EOS R50Vは、軽量コンパクトながら4K30p無制限録画に対応し、Vlogや日常撮影にぴったり。動画に強いAI被写体検出AFを搭載し、動く被写体にもピントをしっかり合わせられます。音声入力端子も備え、マイク接続にも対応しています。
パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス GH5S
GH5Sは、暗所性能と高感度撮影に優れたシネマ志向モデル。4K60p 10bit収録に対応し、プロレベルの画作りが可能です。V-LogLプリインストールで、カラーグレーディング前提の撮影にも最適。映像クリエイターに支持されている1台です。
SONY(ソニー) Vlog用カメラ レンズ交換式VLOGCAM APS-C
小型軽量でVlogに特化したモデル。4K30pやスローモーション撮影に対応し、リアルタイム瞳AFや商品レビューモードなど動画撮影に便利な機能が充実。バリアングル液晶や高品質マイク内蔵で、すぐに本格的なVlog撮影が始められます。
SONY(ソニー) APS-C ミラーレス一眼カメラ α6700
α6700は、4K120p撮影に対応した最新のAPS-Cミラーレス。BIONZ XR搭載で高い処理性能を誇り、リアルタイムトラッキングAFで動く被写体にも強い。VlogからYouTube撮影まで幅広く活躍する高機能カメラです。
Canon ミラーレス一眼カメラ EOS R100
EOS R100は、初心者にも扱いやすい低価格帯のエントリーモデルながら、フルHD動画撮影に対応し、ミラーレスらしい軽快な撮影が可能。基本機能を抑えたモデルなので、動画撮影の入門機としておすすめです。
富士フイルム(FUJIFILM) ミラーレスデジタルカメラ X-S20
X-S20は、6.2K30pや4K60p撮影対応で、手ブレ補正機構やバリアングル液晶を搭載。大容量バッテリーで長時間の動画撮影にも強く、AI被写体検出AFも搭載。コンパクトで高性能な動画向け万能モデルです。
パナソニック(Panasonic) ルミックス ダブルズームレンズキット DC-G100DW-K
Vlog向けに設計されたG100は、高音質マイクシステムと小型設計が特徴。4K30p動画に対応し、軽量ボディで持ち運びも楽々。セットのズームレンズにより幅広いシーンでの撮影が可能。日常Vlogに最適な一台です。
まとめ
ミラーレス一眼カメラは、軽量で扱いやすく、高画質な動画撮影が可能な点で非常に優れたツールです。ビデオカメラの代用としても十分な性能を持ち、初心者から上級者まで幅広く活用されています。
撮影の基本や設定方法を押さえ、熱対策やバッテリー管理など注意点にも配慮すれば、より快適に動画制作が楽しめます。自分の用途や予算に合った1台を選び、ぜひ魅力的な映像作品づくりにチャレンジしてみてください。