GoProは本体だけでも防水だからケースはいらない?と疑問に思う人は多いですよね。しかしモデルや潜れる深さには差があり、誤った使い方は水没の原因に。
この記事では純正ハウジングの特徴やHERO10の防水性能を整理し、ケースの要不要や水深の限界、塩抜きなどのケアまで解説。さらに水中撮影を快適にするおすすめアクセサリー5選も紹介します。初心者でもすぐ実践できるポイントを押さえましょう。
goproの防水ケースとは?
goproの防水ケースはいらないと考えがちですが、GoProを本格的に水中で使うなら、防水ハウジングの仕組みとモデル選びを把握することが必須です。ここでは、純正ハウジングの特徴、市販ハウジングのバリエーション、HERO10本体が持つ標準防水性能の3点を順に解説します。
- 純正ハウジング概要
- 防水ハウジングの種類
- HERO10の防水性能とは?
純正ハウジング概要
GoPro純正ハウジングは、公式に「Protective Housing」と呼ばれ、本体を全方位から覆う強化ポリカーボネート製ケースです。装着すると水深60 mまでの撮影に対応し、泥・飛砂・落下衝撃からもカメラを保護します。
背面はタッチスルードアに交換でき、水中でも簡単に設定変更が可能。レンズ部には曇り止めコーティングが施され、海水やプールでの長時間撮影でもクリアな画質を維持。
価格はモデルごとに約8,000〜9,000 円で、確実な防水と耐久性を求めるなら押さえておきたい基本アクセサリーです。
防水ハウジングの種類
社外品を含めると、GoPro用防水ハウジングは大きく3タイプに分かれます。防水機能だけを備えた軽量スリムケース、水中と水上を同時に写せるドームポート一体型ケース〈スプリットショット向け〉、赤外フィルターやマクロレンズが装着できる拡張ポート付き多機能ケースです。
それぞれ水深制限・操作性・価格が異なるため目的に合わせた選択が重要。旅行や浅瀬のシュノーケリングなら軽量タイプ、ダイビングや特殊撮影なら耐圧性能が高い多機能タイプがおすすめです。
HERO10の防水性能とは?
HERO10 Black本体はケースなしでも水深10 mまでの防水仕様で、雨天やスノーケリング程度なら問題なく使えます。ただし10 mは静水圧換算での上限であり、波の衝撃や急激な温度変化、長時間水没が加わると浸水リスクが増大。
また外部マイクやモジュラーを装着すると防水が失われます。サーフィンやダイビングなど高負荷な環境で安心して使うには、60 m防水の純正ハウジングを併用し、レンズ曇りや塩分付着によるトラブルを防ぐことが推奨されます。
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goproに防水ケースはいらない?
GoProは最新モデルの多くが本体だけで防水に対応しており、ケースは不要と考える人も増えています。しかし撮影環境やモデルによっては水没リスクが残るのも事実。
ここではケースなしで使える条件と、ケースが必須となるケース、さらに本体防水の限界を整理しながら、誤った判断でカメラを壊さないためのポイントを解説します。深度・水圧・アクセサリー装着状況を総合的に見極め、最適な防水対策を選びましょう。
- 防水ケースなしでも防水可能なgopro
- 防水ケースがないと防水不可能なgopro
- 防水性能と限界
防水ケースなしでも防水可能なgopro
最新のHERO12/11/10/9 BlackやMaxは本体だけで水深10 mまで耐えられる防水仕様です。浅瀬でのシュノーケリングや雨天撮影、サーフィン程度なら追加ケースなしでも問題なく使用できます。
重要なのは背面ドアやUSB-Cカバーを確実に閉じ、レンズ回りのガスケットに砂・髪の毛などの異物が挟まっていないか確認すること。また撮影後は真水で洗い塩分を落として自然乾燥させれば、軽量なままクリアな音声と映像を保てます。
防水ケースがないと防水不可能なgopro
HERO4以前の旧モデルやHERO5 Sessionなどは本体のみでは防水性能がなく、防滴レベルにとどまります。さらに外部マイクアダプターやメディアモジュラーを装着すると、防水シールが途切れてしまうため水しぶき程度でも浸水リスクが急上昇。
限定カラーや特別エディションなど一部の筐体も非防水仕様です。これらのモデルで水辺に持ち出す場合は、必ず純正または60 m耐圧の社外ハウジングを装着し、ゴムシールの劣化や装着ミスを防ぐことが前提となります。
防水性能と限界
GoProがうたう「10 m防水」は静水圧での短時間試験値に過ぎません。実際の海では波や流れによる動的水圧、急激な温度差、塩分による腐食が加わり、同じ深度でもOリングが早期に劣化します。川の急流や滝では表記以上の圧力が瞬時にかかることもあり、本体のみでは予期せぬ浸水が発生しがちです。
長時間のダイビング、水深10 m超の撮影、衝撃が多いアクションシーンでは、60 m防水ハウジングを装着して安全マージンを確保するのがベストプラクティスと言えます。
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goproの防水ケースの使い方
防水ケースは単に水の侵入を防ぐ役割だけでなく、衝撃や泥、氷点下でのレンズ曇りなど過酷な環境からGoProを総合的に守る防護服です。正しい装着とメンテナンスを怠ると、10万円近いカメラが一瞬で水没するリスクもあります。
ここではケースを長持ちさせる基本操作と消耗部品の管理方法をわかりやすく解説します。準備・使用・保守の3ステップを押さえ、初心者でもすぐ実践できる手順を覚えれば、水中撮影をもっと安心して楽しめます。
- 防水ケースの付け方
- Oリング点検
- パーツ交換時期
防水ケースの付け方
ゴープロ純正ハウジングは「カチッ」と閉めるだけで簡単ですが、海水や砂が付いたまま無理に押し込むとパッキンが噛み込み浸水する恐れがあります。ケースを取り付ける前にレンズ面・Oリング溝を淡水で軽くすすぎ、柔らかい布で水分を拭き取ってから装着しましょう。
背面ドアを親指で均等に押し、ラッチを最後までロック。装着後に軽く振って水音がしないか確認すれば、陸上でのテスト撮影も省けません。焦らず丁寧に行うことで長期的な信頼性が高まります。
Oリング点検
Oリングは防水ケースの命綱です。毎回の開閉ごとに砂粒や髪の毛が付着していないか目視チェックし、指先で軽くなぞって突起や亀裂がないか確認します。白い粉吹きやベタつきがあれば劣化のサイン。薄くシリコングリスを塗り直して弾力を回復させましょう。
グリスは付け過ぎても圧着不良の原因になるので、米粒大を伸ばす程度でOKです。旅行中は予備Oリングとミニブラシを携帯すると安心です。定期的な手入れが高価な機材を守ります。
パーツ交換時期
パッキンの寿命は使用環境で大きく変わりますが、海水ダイブが多い場合は1年または100回程度の開閉を目安に新品へ交換が推奨されます。細かいヒビ割れや四角く潰れた形状は即交換の合図。
ハウジング本体のラッチばねやヒンジピンも塩分で腐食しやすいため、動きが渋い・錆が浮いてきたら交換キットを導入すると確実です。レンズ窓の傷は画質低下に直結するので、研磨剤で磨くよりポートごと交換するほうが安全です。交換費用は修理費より安上がりになります。
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goproを水中で使用する時の注意点
GoProは気軽に水中撮影が楽しめますが、油断すると浸水や腐食で本体が故障するおそれがあります。特に水深制限の順守、水漏れ防止チェック、撮影後の塩抜きの3ステップを徹底するだけでトラブル率は大幅に低減。ここでは各ポイントを初心者でも実践しやすい手順で解説します。
- 水深制限を守る
- 水漏れ防止チェック
- 撮影後の塩抜き
水深制限を守る
GoPro本体は標準で水深10m、防水ハウジング装着時は60m程度まで耐えられますが、この数値は静水圧での短時間試験値に基づきます。実際の海や川では波の衝撃や潮流による動的水圧が加わるため、表示限界の8割程度を安全ラインと考えるのがベターです。
ダイビングでは残圧計と同様に水深計アプリやダイブコンピューターで現在深度を随時確認し、急浮上時の圧力差にも注意しましょう。深場を狙う場合は必ず耐圧60m以上の純正ハウジングを装着し、レンズ曇り対策として防曇シートも併用すると安心です。
水漏れ防止チェック
防水ケースを閉じる際は、Oリング周辺に髪の毛や砂粒が挟まっていないか目視で確認し、指でなぞって段差や裂け目がないかチェックします。装着後は洗面器やバケツに沈め、ケースを軽く握ってエア抜きを行い、気泡が出ないか30秒ほど観察する「バブルテスト」を実施。
少量でも気泡が出れば浸水のサインなので、ラッチの再ロックやOリング交換を行いましょう。特に海辺では塩分でシールが硬化しやすいため、予備Oリングとシリコングリスを携帯すると現地でも即対応できます。
撮影後の塩抜き
海水やプール水が付着したまま放置すると、塩分結晶がOリングやレンズ窓を傷めて防水性が低下します。撮影後は防水ケースを閉じた状態で真水に5分ほど浸け置きし、塩分を溶かしてから流水で念入りにすすぎましょう。その後は柔らかい布で水滴を吸い取り、日陰で自然乾燥。
完全に乾いてからケースを開け、内部に残った水滴を拭き取ります。最後にOリングへ薄くシリコングリスを塗布し、冷暗所で保管すればゴムの劣化を最小限に抑えられます。
水中でgoproを使用するのにおすすめのアクセサリー5選
ここでは、水中でgoproを使用するのにおすすめのアクセサリー5選を紹介します。
GoPro 公式アクセサリー 保護ハウジング 防水ケース
GoPro純正の保護ハウジングは、海水・泥・衝撃からカメラを丸ごと包み込み、水深60 mまでの潜水撮影に対応します。高透過率レンズカバーは曇り止め加工済みで色かぶりを抑制。タッチスルーバックドアへ交換すれば水中でも設定変更が可能です。純正ならではの精密フィットでOリングの気密性が高く、波の衝撃や砂粒の侵入を防ぎます。付属のスケルトンバックドアを使えば陸上の音声収録にも対応でき、ダイビングからサーフィン、雪山撮影まで幅広く活躍します。
【公式】 GoPro(ゴープロ) ザ ・ハンドラー フローティング ハンド グリップ
ザ・ハンドラーは水に浮く発泡コア構造を採用し、GoProを落としても沈まない安心設計。握りやすいラバーグリップが波の中でも滑りを抑え、片手操作で自在にアングルを変えられます。底部のオレンジ色キャップは視認性が高く、万が一手放してもすぐに見つけられるのが特徴。クイックリリース式マウントでカメラの着脱はワンタッチ。付属のリストストラップを併用すれば、シュノーケリングやSUPなど動きの激しいアクティビティでも落下を防げます。
YALLSAME ダイブフィルター レッドマゼンタ シュノーケルレッド +5マクロ
YALLSAMEのダイブフィルターセットは、透明度が下がる水中で失われやすい赤系光を補正し、自然な色合いを復元します。シュノーケル用浅場レッド、マゼンタ(淡水・緑藻域)、ディープ用レッドの3枚に加え、接写が楽しめる+5マクロレンズも付属。ワンタッチで装着できるフリップ式ホルダーは純正ハウジングに対応し、潜水中のレンズ交換も簡単です。耐衝撃アクリル製で傷に強く、コンパクトなキャリングケース入りなのでツアーや旅行時の持ち運びもスムーズです。
【公式】 GoPro(ゴープロ) 全てのカメラ対応 (ミニ延長ポール + 三脚) ショーティー
ショーティーは11 cmの掌サイズから22 cmまで伸びるミニ延長ポールに三脚機能を融合。水辺の岩場やボート上で自立させて定点撮影しつつ、手持ちに切り替えれば自撮りもスムーズに行えます。軽量ポリマーとアルミ合金を組み合わせ、海水に触れても錆びにくい仕様。ポール先端はGoProクイックリリース規格で、各種アクセサリーとの互換性も抜群。旅行バッグやウェットスーツのポケットに収まるサイズなので、陸上・水中どちらのシーンにもマルチに対応します。
【公式】 GoPro(ゴープロ) El Grande(エルグランデ) 97cm ロングポール
El Grandeは最長97 cmまで伸びるカーボンコンポジット製ロングポールで、魚群の真上やサンゴ礁の奥など手の届かない被写体にも迫れます。縮長38 cmと携帯性にも優れ、ツイストロック式で瞬時に伸縮可能。防錆コーティングアルミパーツと排水穴付きグリップが海水残留を防ぎ、耐久性も上々です。ポール先端は360°回転マウントを採用しており、水中でも滑らかなパノラマショットが得られます。付属リストストラップを使えば波に煽られても安心です。
まとめ
GoProはモデルとシーン次第でケースなしでも活躍しますが、深度・水圧・アクセ等を踏まえたリスク管理が必須。防水ハウジングの選択、日常点検、撮影後の塩抜きを徹底し、紹介した5つの水中アクセサリーを組み合わせれば、軽快な操作感と安心を両立できます。
正しい知識で防水ケースはいらない?という疑問を解消し、思い出の瞬間を最高の画質で残しましょう。