写真をもっと美しく撮りたいけれど、どのレンズを選べばいいか分からない、そんなあなたへ。本記事では、スナップからポートレートまで幅広く活躍するCanonの標準レンズ(単焦点もズームも)をRF・EF両マウントから厳選12本、価格やコスパも踏まえて紹介します。
標準画角の魅力や選び方のポイントもやさしく解説するので、初心者でも自分にぴったりの一本がきっと見つかります。
標準レンズとは?
人の視野に近い自然な画角で、スナップからポートレートまで幅広く使える万能レンズが標準レンズです。以下では、標準画角の定義、単焦点vs標準ズーム、神レンズと呼ばれる訳の3つの切り口から、その魅力と選び方の基礎をやさしく解説します。
- 標準画角の定義
- 単焦点vs標準ズーム
- 神レンズと呼ばれる訳
標準画角の定義
フルサイズ換算でおおよそ40〜55 mm前後の焦点距離を持つレンズが「標準」と呼ばれます。この範囲は人が肉眼で見たときの遠近感や被写体の大きさにもっとも近く、誇張や圧縮の少ない自然な写りが得られるのが特徴です。
広角のように背景が歪みにくく、望遠のように被写体が圧縮されないため、風景・スナップ・ポートレートなど被写体を選ばず使える懐の深さがあります。初心者が最初に手に取る一本としても定番で、撮影の基礎を学ぶのに最適な焦点域です。
単焦点vs標準ズーム
単焦点レンズはズーム機構を省くことで構造がシンプルになり、小型軽量・高い描写力・明るい開放F値を実現しやすいのが強みです。背景を大きくぼかしたポートレートや、暗所で手持ち撮影を楽しみたい人には最適でしょう。
一方、標準ズームは24-70 mmや28-75 mmなど広角寄りから中望遠までを一本でカバーでき、レンズ交換の手間を減らせます。旅行やイベント撮影など撮影距離が変化しやすい場面で大活躍。
画質や明るさでは単焦点に一歩譲るものの、最新モデルはF2.8通しの大口径ズームも多く、汎用性と高画質を両立しています。撮影スタイルや携帯性を基準に、自分に合ったタイプを選びましょう。
神レンズと呼ばれる訳
「神レンズ」とは、価格・描写・操作性のバランスが飛び抜けて優れており、多くのユーザーに長く愛用される名玉を指す愛称です。CanonでいえばEF50mm F1.8 STMやRF50mm F1.2L USMなどが代表格で、開放F値の明るさにより暗所でもシャッター速度を稼げ柔らかなボケ味で被写体を際立たせる力があります。
加えて解像性能や色乗りも高く、風景から人物、物撮りまで幅広いジャンルで外れのない写りを提供してくれます。初心者が最初に手にしたときの感動、プロが現場で信頼できる安心感、そうした体験が口コミで広がり、「神」級の評価が定着したのです。
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canonの標準レンズの魅力
Canonの標準レンズは撮る楽しさをぐっと引き上げてくれる万能選手です。発色の良さ、手に取りやすい価格帯、そして扱いやすい設計、3つのポイントを押さえれば、初心者でもワンランク上の写真表現がすぐ手に入ります。
- 色乗りとボケ味
- 安いのに高画質
- 初心者でも扱いやすい
色乗りとボケ味
Canonレンズが愛され続ける最大の理由は、豊かな色再現ととろけるようなボケの美しさにあります。 Canonの標準レンズは色再現に優れ、肌の質感や夕景のグラデーションを自然かつ鮮やかに描写します。
独自のASCコーティングや高精度非球面レンズにより逆光でもフレアを抑え、クリアなコントラストを実現。さらにF1.2〜F2.8クラスの大口径と円形絞りを採用したモデルが多く、背景がとろけるようになめらかにボケるため、被写体だけを印象的に浮かび上がらせます。
シャッターを切るだけでプロっぽい立体感が得られるので、ポートレートはもちろん物撮りやスナップでも写真の完成度が一気にアップします。
安いのに高画質
「レンズは高い」という常識を覆すコスパの良さもCanonユーザー急増の理由です。 エントリー向けのEF50mm F1.8 STMやRF50mm F1.8 STMは新品でも1万円台後半から手に入るうえ、最新のSTMモーターと高性能非球面レンズを搭載。
低価格ながら開放から十分な解像度を確保し、ピクセル等倍でも髪の毛1本までシャープに描き出します。しかもAF駆動音が静かで動画撮影にも最適。A3プリントでも破綻しない解像力を持ち、SNS用のスマホ閲覧なら余裕の高画質です。
ボディを買い替えるより先にレンズ追加で画質を伸ばせるので、コスパ重視派にはまさに“神投資”と言えるでしょう。
初心者でも扱いやすい
軽量設計と親切な操作性で、カメラデビューの心強い相棒になるのもCanon標準レンズの魅力です。 最近のRF・EF標準レンズは300g前後の軽量ボディが多く、長時間の街歩きや旅行でも負担が少なめ。フォーカスリングのトルクが適切でMF練習もしやすく、STMやNano USMモーター搭載モデルは高速かつ静音AFで動体撮影も快適です。
さらにIS(手ブレ補正)搭載ズームなら4〜7段分の補正効果が得られ、夜景や望遠端でも失敗カットを大幅に減らせます。RFレンズ特有のコントロールリングにISOや露出補正を割り当てれば、ダイヤル操作より素早く設定変更が可能。
撮るほどに操作が体に馴染み、写真がどんどん楽しくなる、それが初心者にもCanonレンズが推される理由です。
canonのRF・EFマウントレンズの違い
ミラーレス向けの最新規格RFと、フィルム時代から続く一眼レフ用EF。歴史も設計思想も異なる2マウントを理解すれば、自分の撮影スタイルに合うレンズが見つけやすくなります。
ここでは、RFマウントの特徴、EFマウントの特徴、フルサイズ対応差、マウント変換の注意の4点から、選択時のチェックポイントを整理します。
- RFマウントの特徴
- EFマウントの特徴
- フルサイズ対応差
- マウント変換の注意
RFマウントの特徴
RFマウントは2018年に誕生したミラーレス専用規格で、フランジバック20 mmと大幅に短い設計が特徴です。これにより大口径でもレンズ後玉をセンサー近くまで配置でき、周辺までシャープかつ歪曲の少ない描写を実現。
12 pin高速通信でボディと膨大なデータをやり取りし、瞳AF・協調手ブレ補正・レンズ内デジタル補正など最新機能の精度が向上します。さらにレンズにコントロールリングを搭載し、ISOや露出補正を瞬時に変更できる操作性も◎。コンパクト設計と高性能を両立した「次世代レンズ」を体感できるマウントです。
EFマウントの特徴
EFマウントは1987年に登場し、フィルム一眼からデジタル一眼レフまで長年支えてきた王道規格です。電子接点式AFを初採用した草分けで、プロ用Lレンズから手頃な撒き餌レンズまで約150本以上の豊富な選択肢が魅力。
中古市場も充実しており、状態の良い名玉をリーズナブルに入手できる点は大きなメリットです。鏡筒は堅牢で耐候シーリングを備えたモデルも多く、過酷な現場での信頼性も折り紙付き。
AF駆動はUSMや最新Nano USMなど多彩で、動画撮影対応モデルも揃います。長年の資産と安定感で、今も根強い支持を集めるマウントです。
フルサイズ対応差
フルサイズ機を見据えるなら対応可否の確認が必須。 EFレンズは基本的にフルサイズ対応ですが、APS-C専用の「EF-S」はイメージサークルが小さくフルサイズではケラれるため注意が必要です。RFレンズも原則フルサイズ対応で、APS-C機用には軽量コンパクトな「RF-S」がラインアップ。
RFボディにRF-Sレンズを装着すると自動でクロップ表示されるため、ケラれの心配はありません。将来フルサイズへステップアップしたい場合は、EFなら「EF」、RFなら「RF」表記のレンズを選んでおくと無駄がありません。
マウント変換の注意
RFボディにEFレンズを装着する場合は純正「マウントアダプター EF-EOS R」シリーズが定番。電子接点を介してAF・手ブレ補正・絞り制御がほぼフル機能で動作しますが、レンズによっては連写速度や動画AF速度が若干低下するケースもあります。
逆にEFボディにRFレンズを付けるアダプターは存在しないため要注意。またアダプター分だけ全長と重量が増えるので、小型RFボディでは前玉側が重くなり手ブレが起きやすい点も留意しましょう。
純正以外のサードパーティ製アダプターはAF精度や通信安定性の保証がないため、仕事用途なら純正一択がおすすめです。
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Canon(キャノン)rfレンズ5選!純正・サードパーティ製の違い
canonの標準レンズの選び方
良い写真=高価なレンズとは限りません。被写体や撮影シーン、予算に合わせてポイントを押さえれば、初めての一本でも失敗しにくくなります。ここでは、開放F値と明るさ、手ブレ補正ISの有無、望遠域も撮れるズーム、コスパ重視で安く買うの4観点から、チェックすべき具体的ポイントを解説します。
- 開放F値と明るさ
- 手ブレ補正ISの有無
- 望遠域も撮れるズーム
- コスパ重視で安く買う
開放F値と明るさ
まずは「F1.8」や「F2.8」といった数字が示す“明るさ”を理解しましょう。 開放F値が小さいほどレンズは明るく、暗所でもシャッタースピードを上げやすくなります。たとえばRF50mm F1.8 STMなら夕暮れや室内でもISO感度を抑え、ノイズの少ないクリアな画質を実現。
さらに浅い被写界深度を活かした大きなボケで、被写体をふわっと際立たせる表現も容易です。一方、F4通しのズームレンズはボケ量や暗所性能で単焦点に劣るものの、焦点距離の可変域を得られるメリットが大きいです。
撮影スタイルがポートレート中心ならF1.4〜F2クラス、旅行やスナップ重視ならF2.8ズームといったように、用途に合わせて“開放値”を軸に選ぶと失敗しにくくなります。
手ブレ補正ISの有無
手持ち撮影が多いなら、IS(Image Stabilizer)の有無は画質を左右する重要ポイントです。 CanonのIS付き標準レンズは4〜8段分の補正効果を誇り、シャッタースピード1/10秒でもブレを抑えてくれるモデルも存在。
特に動画撮影では、ISとボディ内手ブレ補正(IBIS)が協調動作するRFレンズが威力を発揮し、歩き撮りでもジンバル要らずの滑らかな映像が得られます。逆にIS非搭載の大口径単焦点は軽量・低価格のメリットがありますが、暗所ではブレ対策として三脚や高ISOが必須。
夜景や室内撮影が多い人、長時間露光を手軽に楽しみたい人は、IS搭載モデルを優先すると歩留まりが格段に向上します。
望遠域も撮れるズーム
レンズ交換の手間を減らすなら、広角から中望遠まで一本でこなせるズームを検討しましょう。 標準ズームの定番は24-70 mm F2.8ですが、旅行や子どもの運動会などでは70 mmでは物足りない場面も。そんなとき24-105 mmや24-240 mmの高倍率ズームが活躍します。
CanonのRF24-105 mm F4L IS USMはLレンズならではの高解像力と5段分ISを備え、標準画角の自然な描写から中望遠の圧縮効果まで自由自在。望遠端で背景を大きくぼかせるのでポートレートにも強く、レンズ交換が難しい屋外イベントで真価を発揮します。
ただし高倍率になるほど開放F値は暗くなりがち。室内撮影が多い人はF2.8通し+テレコンや、明るい単焦点との2本持ちで補完するのも賢い選択です。
コスパ重視で安く買う
最初の一本はできるだけ安く抑えたいなら、価格と性能のバランスを見極めることが大切です。 新品で最安クラスのRF50mm F1.8 STMやEF50mm F1.8 STMは実売2万円以下ながら、開放からシャープで“撒き餌レンズ”と呼ばれるほど高コスパ。
中古市場を活用すれば、EF24-70 mm F4L IS USMなど歴代Lレンズを半額以下で入手することも可能です。また、キャッシュバックやキット割引が頻繁に行われるCanon公式キャンペーンを狙うのも手。
RFボディ購入時にセット割でズームを一本追加し、単焦点は中古で揃えるなど、資金配分を工夫すればトータルコストは大幅に下げられます。まずは「よく撮る被写体」と「必要な画質」を明確にし、予算内で最大の満足度を得られるレンズを賢く選びましょう。
また、下記ではcanonの一眼レフについて詳しく解説してます。気になる方はぜひ参考にしてみてください。 一眼レフカメラを初めて購入する方から、買い替えを検討している方まで、Canon(キヤノン)の一眼レフは幅広いユーザーに人気があります。操作のしやすさと高画質、豊富なレンズ資産を備え、初心者向けのKis ... 続きを見る
canonの一眼レフ比較表!特徴や選び方、人気おすすめ10選も紹介
canonのRFマウントの標準レンズ(単焦点)おすすめ3選
ここでは、canonのRFマウントの標準レンズ(単焦点)おすすめ3選を紹介します。
CANON キヤノン / RF50mm F1.4 L VCM
RF50mm F1.4 L VCMは、Lレンズ譲りの高解像力ととろけるボケ味を両立した“ちょうどいい”大口径標準レンズ。新開発VCM駆動で瞳AF追従も俊敏かつ静音、動画のフォーカス送りも滑らかです。F1.4の明るさが室内・夜景で威力を発揮し、ナノUSコーティングが逆光でもフレアを抑制。防塵防滴仕様ながら約450 gと軽量で、スナップからブライダルまで一本でカバーします。
【リニューアル】キヤノンレンズ RF50mm F1.8 STM ブラック コンパクト
コスパ最強の“撒き餌レンズ”がさらに進化。全長40.5 mm・約160 gとパンケーキ並みに小型軽量ながら、F1.8開放で柔らかな背景ボケを楽しめます。最新Super Spectra Coating採用で逆光耐性が向上し、STMモーターは静粛かつ滑らかな動画AFに対応。最短撮影距離0.3 mでテーブルフォトも得意です。実売2万円台前半と手頃なので、初めてのRF単焦点にも最適。
Canon 単焦点標準レンズ RF50mm F1.2L USM EOSR対応
F1.2の圧倒的な明るさとLレンズ最高峰の描写力で“神レンズ”と称される一本。UD・非球面レンズを贅沢に配置し、開放から画面周辺まで切れ味鋭く色収差も最小限。リングUSM+コントロールリングで高速AFと直感操作を両立し、防塵防滴・フッ素コートでプロの過酷な現場にも対応します。約950 gと重めながら、とろけるボケと立体感ある描写は“一度使えば手放せない”圧巻の表現力を提供します。
CanonのRFマウントの標準レンズ(ズーム)おすすめ3選
ここでは、CanonのRFマウントの標準レンズ(ズーム)おすすめ3選を紹介します。
Canon 標準ズームレンズ RF24-105mm F4-7.1 IS STM EOSR対応
RF24-105mm F4-7.1 IS STMは、広角24 mmから中望遠105 mmまでを1本でこなす軽量高倍率ズーム。約395 gとペットボトル並みの軽さで旅行や街歩きの負担を軽減します。5段分の光学ISとSTM駆動により写真も動画もブレ知らず。0.5倍ハーフマクロで料理や小物も大きく写せ、コントロールリングで露出補正などを直感操作。AF追従連写も静音・高速で、ファームアップ対応により将来の機能拡張も期待できる“最初の一本”に最適な万能レンズです。
Canon RF28-70mm F2.8 はSTMマクロカメラレンズ
RF28-70mm F2.8 IS STM Macroは、広角28 mmから70 mmをF2.8通しでカバーしつつ0.25倍マクロまでこなす新世代ハイブリッドズーム。重量約575 gと携帯性に優れ、6段分のISが暗所や動画撮影を強力にサポートします。静音STM駆動は滑らかなフォーカス送りでVlogやブツ撮りにも最適。UDレンズとASCコーティングにより逆光でも周辺まで高い解像力をキープし、カスタム可能なコントロールリングで設定変更も瞬時。風景・ポートレート・テーブルフォトまで一本で完結する万能レンズです。
Canon 中望遠ズームレンズ RF28-70mm F2L USM EOSR対応
RF28-70mm F2L USMは、世界初F2通しの大口径標準ズーム。28〜70 mmを1本でカバーしながら単焦点級の解像力ととろけるボケを両立します。UD・非球面レンズを贅沢に配置し、開放でも周辺まで高精細。リングUSM+ナノメッセージャーでAFは俊敏かつ静音、コントロールリングで設定変更も即座。防塵防滴・フッ素コート採用で過酷な現場でも安心です。質量約1430 gとヘビー級ですが、その重さに見合う圧倒的画質でブライダルや商業撮影の定番に。最大撮影倍率0.18、最短0.39 mでテーブルフォトにも対応し、ボディ内手ブレ補正と協調すれば約8段分の補正効果を発揮。まさに“究極の一本”です。
CanonのEFマウントの標準レンズ(単焦点)おすすめ3選
ここでは、CanonのEFマウントの標準レンズ(単焦点)おすすめ3選を紹介します。
Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.4 USM
開放F1.4の大口径が生む柔らかなボケと高い解像力で、人物もテーブルフォトも雰囲気たっぷりに描写。リングUSM搭載でAFは静かかつ高速、フルタイムMFも可能です。最短撮影距離0.45 mで被写体に寄りやすく、8枚絞りによる自然な玉ボケも魅力。重量約290 gと軽量なのでEOS Rシリーズにアダプター装着しても取り回し良好。定番の50 mm標準画角で“まず一本”にもプロのサブにも頼れる万能レンズです。
キヤノン Canon 標準 単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM
実売1万円台の手頃さで“撒き餌レンズ”と呼ばれるコスパ最強モデル。わずか160 g・全長40 mmのコンパクト設計ながら、開放F1.8で大きなボケを楽しめます。STM駆動は静粛で動画撮影も快適、0.35 mまで寄れるのでおしゃれなテーブルフォトにも最適。最新のスーパーコーティング採用で逆光耐性も向上し、プラスチックマウントでも質感は上々。初めての単焦点入門に迷わず推せる一本です。
シグマ(Sigma) SIGMA シグマ Canon EF-Sマウント レンズ 30mm F1.4 DC HSM
APS-C専用で換算約48 mm、F1.4の明るさとArtライン譲りの解像力を両立した高性能標準レンズ。大型HSMモーターでAFは素早く静音、最短撮影距離0.30 mで被写体にグッと寄れます。9枚円形絞りが美しい玉ボケを生成し、色収差も最小限。堅牢な真鍮マウントと金属鏡筒で質感が高く、USB DockでMF感度やAF微調整も可能。手頃な価格で“Art画質”を体験できる、EOS 90DやR7ユーザーに強く勧めたい一本です。
CanonのEFマウントの標準レンズ(ズーム)おすすめ3選
ここでは、CanonのEFマウントの標準レンズ(ズーム)おすすめ3選を紹介します。
Canon 標準ズームレンズ EF24-70mm F2.8L USM
開放F2.8通しの大口径が室内・夜景でも速いシャッターを確保し、9枚円形絞りがとろける玉ボケを生成。UD/非球面レンズで周辺までシャープ、リングUSMは静音かつ俊敏に瞳AFへ追従します。防塵防滴シーリングとフッ素コートで悪天候や砂埃にも強く、約950 gの重量はあるものの堅牢性はプロ現場のお墨付き。EOS Rシリーズへアダプター装着しても描写は健在で、風景・ブライダル・商品撮影まで一本でこなすLレンズの王道です。
シグマ(Sigma) レンズ 24-70mm F2.8 DG OS HSM Canon キヤノン EFマウント
SIGMA Artライン譲りの高解像力と4段分手ブレ補正OSを両立した高コスパ標準ズーム。FLD/SLDガラスと最新コーティングがフレアや色収差を抑え、開放から被写体をキレ良く描き出します。大型HSMは静粛で動画AFも滑らか、最短撮影距離37 cmで料理や小物にも寄れる使い勝手の良さが魅力。防塵防滴構造と真鍮マウントで耐久性も十分ながら、純正より価格が抑えめ。重量約1,020 gとヘビー級でも画質優先派には外せない一本です。
Canon 標準ズームレンズ EF24-70mm F4 L IS USM
重さ約600 gと携帯しやすいF4通しズームながら、シャープネスとコントラストはLクラスの実力。4段分の光学ISが夜景や動画撮影を強力にサポートし、Macroスイッチ使用で0.7倍まで寄れる疑似マクロ機能を搭載。リングUSMは高速・静音で動体もスムーズに追従、防塵防滴ボディとフッ素コートでハードな屋外撮影にも対応します。標準域を軽快に撮り歩きたい旅行派やEOS R+アダプター運用で小型システムを組みたい人に最適な万能ズームです。
まとめ
Canonの標準レンズは、人の視界に近い自然な画角で“撮る楽しさ”を一段引き上げてくれる万能選手です。本記事では〈標準レンズの基礎〉から〈RF/EFマウントの違い〉〈選び方のポイント〉までを整理し、厳選12本を用途別に紹介しました。
開放F値やISの有無、ズーム域などチェックすべき要素を押さえれば、初めての一本でも失敗しません。今回の情報を参考に、自分の被写体・予算・将来設計に合った“相棒レンズ”を見つけて、写真表現の幅を広げてみてください。