賃貸住宅や新築の壁を傷付けたくないけれど、外出先からペットの様子をスマホで見守りたい、そんなあなたに役立つのが、工事不要で簡単に設置できるペットカメラです。
本記事では、両面テープ・マグネット・自立スタンド・天井ブラケットといった穴あけ不要の固定術から、防犯効果や異常時のスマホ通知などメリット、対応機種の選び方、人気モデル5選までをしっかり比較してわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。
ペットカメラを設置するメリット
ペットカメラを置くと、愛犬・愛猫のかわいい仕草をいつでも見守れるだけでなく、防犯強化や異常時の早期対応など暮らしの安心感が大きく向上します。ここでは代表的な4つの利点を順番に解説します。
- 外出先でも様子確認
- 防犯効果も期待
- 異常を即スマホ通知
- 留守中のイタズラ減
外出先でも様子確認
外出中でもスマホアプリでリアルタイム映像を視聴できるため、仕事の休憩時間や旅行先からでもペットの体調や室温、食事状況を細かくチェックできます。
双方向音声対応モデルなら声掛けで安心感を与えられ、留守番中の孤独感を軽減。さらに録画機能を活用すれば、帰宅後に行動パターンを振り返って健康管理やしつけに役立てられるのも魅力です。
防犯効果も期待
ペットカメラは常時録画やセンサー検知で映像を残すため、防犯カメラとしても頼れる存在です。AI人感検知付きモデルなら不審者や窓の開閉を瞬時に察知し、スマホにアラートを送信。映像はクラウド保存でき、万一被害を受けた際の証拠提出もスムーズです。
玄関や窓際に設置し、防犯ステッカーと併用すれば抑止力が高まり、住まいとペット両方を守れます。
異常を即スマホ通知
最新モデルは動体・音声・温湿度センサーを備え、設定値を超えると数秒でプッシュ通知が届きます。大きな物音や急激な温度上昇、激しい鳴き声などを検知したらすぐ映像リンク付きの通知が来るため、真偽を確認しながら迅速に対処可能。
火災や熱中症、病気など重大トラブルの被害を最小限に抑えられる安心感があります。
留守中のイタズラ減
カメラが視界に入ることで「見られている」という意識が働き、家具をかじる・ゴミ箱をあさるといったイタズラ行動が自然と減少しやすくなります。双方向音声でリアルタイムに声掛けして注意すれば、一貫したしつけが可能。
問題行動を録画して獣医師やトレーナーと共有すれば、原因分析や改善策の提案もしやすく、ペットと飼い主双方のストレスを軽減できます。
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壁に穴をあけずにペットカメラを設置する方法とは?
賃貸住宅や新築物件では、ビスで固定すると退去時の原状回復費がかさむため、壁に傷を付けずにカメラを設置したいという声が多数あります。ここでは、両面テープ・マグネット・自立スタンド・天井ブラケットという4つの代表的な方法と、それぞれのコツや注意点を順番に解説します。
- 両面テープ固定術
- マグネット壁付け法
- 自立スタンドで設置
- 天井ブラケット法
両面テープ固定術
超強力タイプの両面テープをカメラ底面や付属プレートに貼り、壁紙やタイル面に密着させる方法です。貼る前にアルコールで汚れや油分を拭き取れば接着力が長持ちし、耐荷重は商品にもよりますが300g前後まで対応します。
壁紙の剥がれが心配な場合は「はがせるタイプ」のテープを選び、夏場の高温で粘着力が落ちるリスクを考慮して定期的に圧着し直すと安心です。粘着面が広いほど保持力が上がるため、付属マウントの大きさに合わせてテープを縁まで隙間なく貼るのがポイントです。
マグネット壁付け法
カメラ本体やマウントに内蔵された磁石を利用し、金属製の棚・ドア枠・アングルバーなどに吸着させる方法です。金属面がない場合でも、薄型のスチールプレートを両面テープで壁に貼り付ければ簡易的な設置が可能。
磁力で脱着がワンタッチなので掃除や模様替えもスムーズに行えます。風や振動でズレないよう、磁石の接触面を乾いた布でこまめに拭いて鉄粉やホコリを取り除くのが長持ちのコツ。Wi-Fiルーターやスピーカーに近過ぎると電波干渉や磁気影響が出る場合があるため、10cm以上離して配置すると安心です。
自立スタンドで設置
卓上や棚上にそのまま置けるスタンド一体型モデルなら、穴あけはもちろん粘着剤も不要です。設置面がツルツルしていると滑りやすいので、100円ショップの滑り止めシートや耐震ジェルをスタンド底面に貼ると安定感が向上します。
視界が遮られないよう少し高い位置に置き、ケーブルは配線モールやケーブルクリップで足元へ沿わせれば見た目もスッキリ。倒れやすい場所ではミニ三脚やフレキシブルアームを活用し、画角を微調整しながらペットが通る動線をしっかり捉えるようにすると失敗がありません。
天井ブラケット法
突っ張り棒式や粘着フック式の天井用ブラケットを使うことで、壁や柱に穴を開けずに高所から見下ろすアングルが得られます。突っ張り棒タイプは床と天井をジャッキで固定するため耐荷重が高く、上下位置の微調整が簡単。
粘着フックタイプは軽量カメラ向けで施工がラクですが、貼り付け面をアルコール清掃し、24時間圧着してから機器を吊ると落下リスクを最小限に抑えられます。配線はモールで天井際に沿わせると生活導線を邪魔せず、美観も損ねません。
高所設置は脚立作業が伴うため、必ず二人以上で安全確認をしながら行ってください。
壁に穴をあけたくない人向けペットカメラの選び方
壁に傷を残さずペットカメラを設置したい場合、固定方式に合った機種を選ぶことが失敗しない最大のコツです。ここでは、両面テープ、マグネット、ビス止め不要という観点からチェックすべきポイントと、戸建てで見落としがちな配線計画の注意点を順番に解説します。
- 両面テープ対応機種
- マグネット式vsビス止
- 戸建てDIY配線注意
両面テープ対応機種
両面テープ固定を前提にするなら、本体重量300g以下で底面がフラットなモデルが必須条件です。底面に滑り止めラバーや広いプレートが付属している機種は粘着面積を確保でき、夏場の高温でも剥がれにくくなります。
テープはメーカー推奨または高耐荷重タイプを選び、貼り付け前に壁面をアルコールで脱脂すると保持力が長持ち。純正アクセサリーを使えば保証外トラブルのリスクも避けられるので安心です。
マグネット式vsビス止
室内に金属面が多いならマグネット式が便利で、掃除や模様替えのたびにワンタッチで取り外し・角度調整が可能です。ただし強力磁石は電子機器へ干渉する恐れがあるため、Wi-Fiルーターやスマートスピーカーから10cm以上離して設置しましょう。
磁石が効かない壁には、薄型スチールプレートを両面テープで貼ればOK。屋外や高所など落下リスクが大きい場所では、長期安定性を優先してビス止めブラケット対応機種を選ぶのが無難です。
戸建てDIY配線注意
本体を穴あけ不要で固定できても、電源やLANケーブルのルートを考えずに購入すると結局壁に穴を開ける事態になりがちです。戸建ての場合、天井裏や巾木沿いにケーブルを隠すスペースがあるか、エアコン配管穴を流用できるかを必ず確認してください。
屋外を経由して配線する際は防水モールやシリコンシーラントで雨水侵入を防ぎ、ケーブル固定用クリップも耐候性の高いものを選びましょう。電源が遠い場合はバッテリー駆動モデルを選ぶなど、配線計画込みで機種を検討すると設置後のトラブルを防げます。
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壁に穴をあけたくない人におすすめのペットカメラ5選
ここでは、壁に穴をあけたくない人におすすめのペットカメラ5選を紹介します。
【マザーズセレクション大賞】パナソニック スマ@ホーム KX-HC705-W
専用モニターが同梱されているためアプリ設定が不要で、最長約300 m※まで遅延の少ない映像をチェックできます。カメラは左右約309°・上下約72°を静音モーターでパンチルトし、暗視LED・温度センサー・泣き声検知VOXを搭載。340 gの自立設計に滑り止めゴム底を備え、両面テープや1/4インチねじで棚やベビーベッドへ傷を残さず固定可能です。子守歌5曲とホワイトノイズ再生で寝かし付けにも活躍し、夜間授乳や簡易防犯まで幅広くサポートします。
WTW 塚本無線 みてるちゃん WTW-IPW108JC3
300万画素CMOSとAI自動追跡でペットの動きをセンターに捉える屋内ネットワークカメラ。水平355°・垂直90°をアプリ操作でき、赤外線暗視・温湿度表示・双方向通話を装備します。底面はラバー+マグネット構造で安定感抜群。付属スチールプレートを壁紙に両面テープで貼ればノードリルで壁面設置が完成し、配線のみ這わせれば手軽に高所アングルを確保できます。microSD128 GBとクラウド録画、動体通知で留守番見守りも防犯も1台でこなします。
SecuSTATION カメまるD SC-DC55(B) 白
直径約7 cm・約130 gの球体に500万画素魚眼レンズを搭載し、アプリで360°俯瞰・4分割表示が可能。底面の1/4″ねじ穴でミニ三脚やフレキシブルアームに装着でき、両面テープ付きブラケットも付属するため壁や天井へ穴を開けずに固定できます。動体・音エリア検知と警告サイレン、スマホ即時通知を備え、microSD256 GB/NAS保存に対応。Alexa連携やプライバシーモードも使え、ペットの行動観察から防犯・在宅介護まで幅広く活躍します。
Babysense HD画質ベビーカメラ 見守り ベビーモニター
映像漏洩リスクを抑える2.4 GHz FHSS方式を採用し、付属4.3型モニターと最大300 m通信。カメラは360°パン・60°チルト・2倍ズームで死角を大幅に削減します。自立スタンドは滑り止めパッド付きで棚に置くだけ、付属吊り下げフックでベビーベッドや壁に穴を開けず最適角度へ設置可能。温度アラーム、VOX省電力、子守歌、双方向通話、暗視を網羅し、夜間でもクリア映像でペットや赤ちゃんを24時間見守ります。
TP-Link Tapo 防犯カメラ Alexa/Google Assistant 対応 Tapo C425
2K QHDセンサーと150°超広角レンズ、星光センサーによるカラー暗視で細部まで鮮明に映す完全コードレスモデル。強力マグネット入りベースに貼り付けるだけで設置でき、IP66耐候かつ最大300日駆動バッテリーで屋内外を問わず壁穴不要。AIが人物・ペット・車両を識別しスマホへ即通知、サイレンとスポットライトで威嚇も可能。microSD512 GB保存とクラウド併用、Alexa/Google連携に対応し、見守りと防犯をスマートに両立します。
まとめ
壁に穴をあけずにペットカメラを導入すれば、賃貸でも新築でも原状回復の心配なく愛犬・愛猫を見守れます。両面テープやマグネット、自立スタンド、突っ張り式ブラケットなど固定方法は豊富で、配線計画まで考慮すれば設置もスムーズ。
選定時は、本体重量、マウント形状、電源ルートに注目し、生活動線を妨げない位置に設置しましょう。今回紹介した5機種は、穴あけ不要の設置性に加え、遠隔視聴・通知機能・防犯性能もしっかり備えたモデルばかり。
ぜひご家庭の間取りやペットの行動範囲に合わせて最適な一台を選び、安心と快適さを両立させてください。