海やプールでの思い出をきれいに残したいなら、水中カメラがぴったり。ダイビングやシュノーケリングなど、陸上のカメラでは撮れない美しい水中の世界をしっかり記録できます。
この記事では、水中カメラの基本機能や種類、選び方のポイントをわかりやすく解説。初心者にもおすすめの人気モデル10選も紹介しますので、購入前の参考にぜひご覧ください。
水中カメラとは?
水中カメラは、水中でも撮影ができるように設計された専用のカメラです。海や川、プールなどのレジャーシーンに加え、ダイビングやシュノーケリングなどのアクティビティにも対応できるモデルが多く、一般的なカメラとは異なる機能を備えています。
ここでは、水中カメラの基本的な機能や、普通のカメラとの違い、活用できる撮影シーンについて詳しく紹介します。
- 水中カメラの基本機能
- 普通のカメラとの違い
- 撮影できるシーン例
水中カメラの基本機能
水中カメラの最大の特徴は「防水機能」です。深さ数メートル〜数十メートルでも使用できるよう密閉性が高く、水が入り込まない構造になっています。加えて、寒冷地や衝撃にも耐えるタフな仕様や、水中での色味を自然に補正するホワイトバランス機能、手ブレ補正機能なども搭載されています。
一部モデルでは水中モードがあり、自動で最適な設定に切り替わるため、初心者でも簡単に美しい水中写真を撮影できます。
普通のカメラとの違い
水中カメラと普通のカメラの違いは、まずその「耐環境性能」です。通常のカメラは水に濡れると故障の原因になりますが、水中カメラは防水・防塵・耐衝撃・耐寒といった厳しい環境に耐える性能を備えています。
また、グローブをはめたままでも操作しやすい大きめのボタンや、スリップ防止のボディ設計など、水中での使いやすさも考慮されています。撮影モードも水中撮影専用があるなど、まさに水中での撮影に特化したカメラです。
撮影できるシーン例
水中カメラは、海水浴やプール、シュノーケリング、ダイビングなど水辺のレジャーはもちろん、雨の日の撮影や雪山、アウトドアでも活躍します。水中では色が吸収されやすいため、水中モードを活用すれば鮮やかな写真を残せます。
海中の魚やサンゴ礁を接写したり、水面下から見上げる幻想的な景色を撮ることも可能です。また、防水機能を活かして子どもの水遊びやアウトドアの思い出を安心して撮影できるのも大きな魅力です。
水中カメラの種類
水中カメラには、使うシーンや目的に応じてさまざまな種類があります。シュノーケリングやダイビングのようなレジャー用途から、本格的な撮影まで、選ぶべきモデルが変わってきます。
ここでは代表的な4つのタイプに分けて、それぞれの特徴やメリットを紹介します。
- シュノーケル向けモデル
- ダイビング向けカメラ
- 一眼レフタイプの特徴
- スマホ連動型カメラ
シュノーケル向けモデル
シュノーケリング向けの水中カメラは、防水性能が浅めの水深(おおよそ3〜15m)に対応した軽量モデルが中心です。操作が簡単で、初心者や子どもでも扱いやすいのが魅力。水に浮くタイプやストラップ付きの製品も多く、万が一落としても安心です。
レジャー感覚で気軽に使えるため、旅行やビーチ遊びのお供にぴったりです。価格も比較的リーズナブルで、入門機としてもおすすめです。
ダイビング向けカメラ
ダイビングで使うカメラは、30m〜60mといった深い水深にも耐えられる高い防水性能が求められます。専用のハウジングケース(防水ケース)を組み合わせて使うモデルが多く、光の少ない深海でも鮮明に撮れる高感度センサーや明るいレンズを備えていることが特徴です。
また、水中でのホワイトバランス調整やRAW撮影対応など、細かな設定が可能な本格派向けモデルが多いのも特徴です。
一眼レフタイプの特徴
本格的な写真・映像を求める方に人気なのが一眼レフやミラーレス一眼タイプの水中カメラです。これらは専用の防水ハウジングと組み合わせて使用し、画質・レンズ交換・マニュアル設定など幅広い表現が可能になります。
操作に慣れている中級〜上級者向けですが、自由度の高い撮影ができ、海中の生き物を細かく捉えたり、美しい色彩を忠実に再現したい人に最適です。
スマホ連動型カメラ
近年増えているのが、スマートフォンと連携して使える水中カメラです。Wi-FiやBluetoothでスマホに接続し、アプリを使って撮影・設定ができたり、リアルタイムで画面を確認できるモデルもあります。
防水ケースにスマホを入れて使うタイプもありますが、専用カメラの方が安全性が高くおすすめです。撮った写真をその場でSNSにアップしたい人や、日常使いにもしたい人に便利な選択肢です。
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水中カメラの選び方
水中カメラを選ぶ際は、使用目的や環境に合わせた性能を見極めることが大切です。防水性能の違いや操作性、画質、そして予算とのバランスなど、チェックすべきポイントがいくつかあります。
ここでは、後悔しない選び方のコツを4つの視点から詳しく解説します。
- 防水性能の見方
- 操作性と画質の比較
- 価格重視の選び方
- レンタルと購入比較
防水性能の見方
水中カメラを選ぶうえで最も重要なのが「防水性能」です。製品によって対応している水深が異なり、たとえばシュノーケリングなら10〜15m程度、ダイビングなら30m以上の防水性能が必要になります。
製品仕様には「水深◯mまで対応」と明記されているので必ず確認しましょう。また、「IPX8」などの防水等級も参考になります。使用環境を考慮して、余裕のある性能を選ぶのが安心です。
操作性と画質の比較
水中では操作がしにくくなるため、ボタンの配置や液晶の視認性も重要なポイントです。グローブをしていても押しやすい大きめのボタンや、明るく見やすい液晶画面を搭載したモデルがおすすめです。
また、画質に関しては、センサーサイズや画素数、手ブレ補正、ISO感度などもチェック。特に暗い水中では高感度性能や明るいレンズが威力を発揮します。初心者でも扱いやすく、高画質で撮れるモデルを選びましょう。
価格重視の選び方
水中カメラは高価なものが多いですが、使用頻度や目的によってはリーズナブルなモデルで十分な場合もあります。例えば浅瀬でのレジャーや旅行用なら、1万円台の防水カメラでも問題なく楽しめます。
一方、本格的な水中撮影をしたい場合は5万円以上のモデルが安心です。必要以上の機能にこだわらず、自分に合った性能を見極めて予算内で選ぶことが、コスパのよい買い物につながります。
レンタルと購入比較
ダイビング旅行やイベントなど、年に数回しか水中カメラを使わない人には「レンタル」という選択肢もあります。レンタルなら最新モデルをリーズナブルに試すことができ、保管やメンテナンスの手間も不要です。
一方で、頻繁に使う人や長期的に活用したい人は購入がお得。レンタルと購入の価格差や利用頻度を比較して、コストパフォーマンスの高い選び方を考えるとよいでしょう。
水中カメラ使用時の注意点
水中カメラは便利な反面、正しく扱わないと故障の原因になることもあります。特に水中で使うという特性上、浸水やバッテリー管理など注意すべき点がいくつか存在します。
ここでは、水中カメラを安心・安全に使うための基本的な注意点を紹介します。
- 浸水防止のチェック
- 使い捨ての注意点
- バッテリー管理のコツ
浸水防止のチェック
水中カメラでもっとも気をつけたいのが「浸水」です。使用前には防水パッキンの劣化や汚れを確認し、しっかり密閉されているかをチェックしましょう。
バッテリーカバーやUSB端子の蓋がしっかり閉まっていないと、わずかな隙間からでも水が侵入し故障につながります。また、撮影後は必ず真水で洗い、塩分や砂を取り除くことも重要です。特に海水使用後は丁寧なメンテナンスが長持ちのポイントになります。
使い捨ての注意点
安価で手軽に使える使い捨てタイプの水中カメラは、シュノーケリングや一時的な旅行などに便利ですが、いくつか注意点があります。まず、撮影可能な水深や枚数に制限があるため、使用前にスペックをよく確認しましょう。
また、巻き取り式のフィルムカメラが多いため、撮影後の現像が必要な点や、失敗写真の確認ができない点にも注意が必要です。手軽さの反面、制約も多いことを理解して選ぶのが大切です。
バッテリー管理のコツ
水中カメラは電池の消耗が早くなりがちです。特に冷たい水中ではバッテリー性能が低下しやすいため、予備バッテリーを用意しておくと安心です。使用前にはフル充電を忘れずに行い、撮影の合間にはこまめに電源を切るなどの工夫で電力を節約しましょう。
また、防水仕様でもバッテリー交換時には必ず手を乾かし、内部に水分が入らないよう慎重に扱うことが重要です。長持ちさせるには日頃の充電管理もポイントです。
水中カメラの人気メーカー
水中カメラを選ぶうえで、信頼できるメーカーを知っておくことは非常に重要です。メーカーごとに特化している性能や特徴があり、使うシーンや目的に合わせた選び方が可能です。
ここでは、特に人気のある「GoPro」「OLYMPUS」「RICOH・富士フイルム」の3ブランドについて、それぞれの魅力を紹介します。
- GoProの魅力
- OLYMPUSの特徴
- RICOHと富士フイルム
GoProの魅力
アクションカメラの代表格「GoPro」は、そのコンパクトさと耐久性、圧倒的な広角映像が魅力です。特に水中での撮影では、手ブレ補正や高画質4K動画に対応したモデルが重宝され、初心者でもプロ並みの映像が撮れます。
防水性能も標準で10m以上あるうえ、専用ハウジングを使えばさらに深い場所でも使用可能。スマホアプリとの連携もスムーズで、撮影から編集・共有までを手軽に楽しめる点も高評価です。
OLYMPUSの特徴
OLYMPUSは、防水・防塵・耐衝撃性に優れた「タフシリーズ」で人気のメーカーです。特にTGシリーズは、水深15m以上でも使用可能で、F値の明るいレンズやRAW撮影対応など、本格的な水中写真も撮れるスペックが魅力。
マクロ撮影に強く、小さな水中生物も高精細に撮影できます。操作性にも優れており、グローブをつけたままでも扱いやすいボタン配置が特徴です。ハードな環境でも安心して使える一台です。
RICOHと富士フイルム
RICOHと富士フイルムは、それぞれに個性的な水中撮影モデルを展開しています。RICOHの「WGシリーズ」は堅牢性が高く、防水だけでなく耐衝撃・耐寒性能にも優れています。LEDライト付きのマクロ撮影など独自機能も充実。
富士フイルムはコンパクトながら色彩表現が豊かで、スマホとの連携もしやすい設計が特徴です。旅行やレジャーなど、カジュアルな水中撮影を楽しみたい人におすすめのメーカーです。
また、下記では初心者におすすめのgoproについて詳しく解説してます。気になる方はぜひ参考にしてみてください。 GoProはコンパクトで頑丈、防水性にも優れたアクションカメラとして、多くのアウトドア愛好者やVloggerに支持されています。初めて使う方でも扱いやすく、高画質な映像や写真を手軽に撮影できるのが魅力 ... 続きを見る
初心者におすすめのgopro人気5選!歴代モデルのスペックも紹介
水中カメラ人気おすすめ10選
ここでは、水中カメラ人気おすすめ10選を紹介します。
Nikon デジタルカメラ COOLPIX W150
COOLPIX W150は、水深10mまで対応する防水性能に加え、耐衝撃・耐寒・防塵性能も備えたタフなコンパクトカメラです。シンプルな操作性とかわいらしいデザインで、子どもや初心者にも最適。スマホと連携できるSnapBridge機能で撮影データの共有もスムーズ。家族旅行やレジャーで活躍するエントリーモデルです。
リコー RICOH WG-7 ブラック
RICOH WG-7は水深20mで連続2時間まで使用可能な本格派タフネスカメラ。6灯のLEDを搭載し、マクロ撮影や暗所撮影にも強いのが特長です。4K動画撮影対応で映像も高精細。アウトドアや登山、水中撮影を楽しむ中級者〜上級者におすすめの1台です。頑丈なボディでハードな環境にも耐えます。
Nikon デジタルカメラ COOLPIX W300
COOLPIX W300は、30m防水と2.4m耐衝撃性能を誇る高性能タフネスカメラです。4K UHD動画撮影にも対応し、水中の美しい風景やアクティブな動きを鮮明に記録できます。GPSや気圧計、方位計も搭載し、アウトドアでの活用性も抜群。高性能ながら直感的な操作が可能で、旅行やダイビングにも最適です。
Insta360 ONE R 360度撮影モジュールセット
Insta360 ONE Rは、モジュール式の設計により360度カメラとアクションカメラを切り替えて使える革新的なモデル。防水ケースを使えば水深5mまで撮影可能です。360度撮影ならではの没入感ある映像が魅力で、水中アクティビティやスポーツシーンに最適。アプリとの連携で編集も簡単に楽しめます。
富士フイルム(FUJIFILM) 防水カメラ XP140
XP140は、水深25m対応の高い防水性と耐衝撃・耐寒・防塵性を兼ね備えたアウトドア向けのコンパクトデジカメです。光学5倍ズームや4K動画撮影にも対応し、あらゆるシーンを高画質で記録可能。Wi-FiとBluetoothに対応しており、スマホとの連携もスムーズ。普段使いからレジャーまで幅広く活躍します。
PIXPRO KODAK(コダック) コンパクトデジタルカメラ
KODAKのPIXPROは、水深15mまで対応した防水設計で、軽量コンパクトながらタフな性能を持つモデルです。4倍光学ズームと多彩な撮影モードを搭載し、日常のスナップから水中の景色まで幅広く対応。手頃な価格帯ながら基本性能が充実しており、コスパの良いエントリーモデルとして人気です。
RICOH WG-70 ブラック リコー
WG-70は、耐衝撃・耐寒・防水性に優れたアウトドア用カメラ。水深14mまで対応し、LEDリングライトでマクロ撮影も得意とするユニークな機種です。高精細画像やフルHD動画も簡単に撮影可能で、アウトドアから水中観察、工事現場の記録などにも活躍。操作もシンプルで使いやすく、丈夫さを求める方に最適です。
GoPro(ゴープロ) HERO9 Black
HERO9 Blackは、5K映像対応と高性能手ブレ補正を備えたGoProの人気モデル。水深10mまでの防水性能を備え、専用ケースを使えばさらに深く潜ることも可能。フロントディスプレイや取り外し可能なレンズカバーなど進化した機能で、動画撮影の自由度も抜群。スポーツや旅行などアクティブな撮影におすすめです。
OLYMPUS デジタルカメラ Tough TG-6
OLYMPUS TG-6は、水深15mの防水性能に加え、耐衝撃・防塵・耐寒・耐圧性能を備えたタフネスカメラの代表格。F2.0の明るいレンズとRAW撮影対応により、水中の細部まで美しく記録可能。マクロ撮影や水中専用モードも充実しており、初心者からプロまで幅広い層に愛用されています。
パナソニック コンパクトデジタルカメラ ルミックス FT7
LUMIX FT7は、31mの高い防水性能と2m耐衝撃、−10℃耐寒性能を備えた本格アウトドアカメラ。0.2型の電子ビューファインダー付きで、太陽光下でも見やすく快適に撮影できます。4K動画撮影や高倍率ズームも搭載されており、レジャーやダイビング、登山などあらゆる場面に対応。タフさと高画質を両立したモデルです。
まとめ
水中カメラは、シュノーケリングやダイビングなど水辺のアクティビティをより楽しく、思い出深いものにしてくれる便利なアイテムです。使用目的に合った種類や機能を選ぶことで、初心者でもきれいな水中写真が撮影できます。
今回紹介した選び方や人気メーカー、そしておすすめ10選を参考に、自分にぴったりの水中カメラを見つけてください。水中の美しい世界を、ぜひカメラに収めてみましょう。