ダイビングやシュノーケリングで鮮やかな海中世界を写真や動画に残したい、そんな願いを叶えてくれるのが水中カメラのレンタルサービスです。購入よりぐっと手軽で、旅行先で受取・返却できるため荷物も最小限。
海外旅行や沖縄・離島でも対応しているサービスも多く、初心者でも最新モデルを気軽に試せます。この記事ではレンタルの仕組みや選び方を解説し、人気サービス9社を比較紹介します。ぜひ参考にしてください。
水中カメラレンタルサービスとは
水中カメラレンタルサービスは、ダイビングやシュノーケリングなど限られたシーンでしか使わない高価な防水カメラを必要な期間だけ借りられる仕組みです。ネットで機種や利用日数を選択すると、自宅や空港・ホテルで受取れるうえ、使用後は同梱の返送伝票でポストに投函するだけ。
購入費や保管場所を気にせず最新モデルを試せるため、初心者から本格派まで幅広いユーザーに支持されています。以下では、①レンタルの基本仕組み ②料金の目安 ③受取と返却フローを順に解説します。
- レンタルの基本仕組み
- 利用料金の目安
- 受取と返却フロー
レンタルの基本仕組み
レンタルサイトや専門店のWebフォームで機種・日時・オプション(水中ハウジングや予備バッテリーなど)を選び、クレジットカード決済を行うと予約が完了します。多くのサービスは前日に機材を発送し、到着日からレンタル日数をカウント。利用後は付属の緩衝材と専用箱に戻し、同封の着払い伝票で返送すれば手続き完了です。
サブスク型の場合は月額固定で好きな機材を借り替えられるため、撮影スタイルに合わせて柔軟に機種を試すことも可能です。破損・紛失は保険でカバーされるケースが多く、初めてでも安心して利用できます。
利用料金の目安
レンタル料金は1日あたり2,000~5,000円前後が一般的で、機種のグレードや防水性能、付属品の有無によって変動します。たとえばエントリー向けアクションカメラは3泊4日で7,000円程度、プロ仕様の一眼レフ+ハウジングセットになると同期間で20,000円を超えることもあります。
長期割引が設定されているサービスでは、7日以上で日額が30%以上下がる例もあるので、旅行日程に合わせて比較するとお得です。加えて、往復送料が無料か1,000円前後か、保険料が日額に含まれているか別途加算かも確認しておきましょう。
受取と返却フロー
受取方法は、自宅配送、空港・ホテル受取、現地店舗受取の3パターンが主流です。自宅配送は前日受取で動作確認ができる安心感があり、空港・ホテル受取は旅先で荷物を減らせるメリットがあります。
現地店舗受取は沖縄・石垣・宮古島などダイビングスポットに多く、急な延泊や機材トラブル時にスタッフへ直接相談できる点が魅力です。返却は同梱伝票で宅配業者に渡すか、空港・店舗の返却BOXへ投入するだけ。
レンズやハウジングの水滴を拭き取るなど簡単なメンテナンスを行い、締切時刻までに手続きすれば追加料金は発生しません。万一遅延する場合は早めに連絡すると延滞料を最小限に抑えられます。
水中カメラをレンタルするメリット
レンタルなら、高い機材を買わずに試す、荷物を減らして旅を快適にする、発売されたばかりの最新モデルで撮影を楽しむという三つの大きな利点があります。以下ではそれぞれを詳しく見ていきましょう。
- 購入より低コスト
- 旅行先で手ぶらOK
- 最新水中カメラ体験
購入より低コスト
水中カメラは防水性能や高感度センサーを備えた専門機材のため、本体だけで数万円から十数万円が相場です。レンタルなら1日2,000~5,000円前後で済み、3泊4日の旅行でも総額1万円程度に抑えられるケースが多数。
保管場所やメンテナンス費も不要なので、「年に一度のダイビング旅行だけ撮りたい」というライトユーザーでも、無駄な出費をせず効率よく思い出を残せます。
旅行先で手ぶらOK
多くのレンタルサービスは空港カウンターや現地ホテル・ダイビングショップで受取・返却が可能です。これなら往復の航空機や移動中に重い機材を持ち歩く必要がなく、預け荷物の超過料金を気にする心配もありません。
旅程が立て込んでいても、到着後すぐにカメラを受け取って海へ直行でき、最終日は返却ボックスへ入れるだけ。荷物を最小限にしたいバックパッカーや家族連れに大きなメリットです。
最新水中カメラ体験
レンタル会社はGoPro最新モデルや4K対応ミラーレス+専用ハウジングなど、人気の新製品を早いサイクルで導入しています。買い替えを検討している人でも、まずは実際の海中で操作性や画質を試せるため失敗がありません。
4K60fps撮影や強力な手ブレ補正、AI自動補正といった機能も短期間で体験できるので、購入前の比較検討やSNS映えする動画撮影にも最適です。
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水中カメラをレンタルするデメリット
レンタルは手軽さやコスト面で魅力的ですが、注意すべき点もあります。とくに、①破損時の弁償リスク、②ハイシーズンの在庫不足、そして③長期利用時の料金アップは見落としがちな落とし穴です。以下ではそれぞれの懸念点と対策を詳しく解説します。
- 破損時の弁償リスク
- 予約競合で在庫不足
- 長期利用は割高
破損時の弁償リスク
水圧や塩水にさらされる水中撮影機材は、通常のカメラより故障・破損リスクが高い点に要注意です。海水による浸水やOリングの劣化、落下によるレンズ割れなど、トラブルが発生すると実費請求が発生する場合があります。
レンタル会社の多くは保険や免責オプションを用意していますが、免責額が5,000~30,000円程度に設定されていることも少なくありません。特にハウジング一体型の高額モデルでは、弁償額が10万円を超えるケースも。
予約時に保険内容を確認し、カバー範囲を把握することが大切です。撮影前にはOリングの汚れを除去し、陸上でシャッターや防水ケースのヒンジを点検しておくと、思わぬ出費を防げます。
予約競合で在庫不足
夏休みや連休などダイビングハイシーズンは、人気機種が早々に埋まってしまうことがあります。 特に沖縄・石垣島・宮古島などリゾートエリアへの旅程が集中する7月~9月は、GoPro最新機種やミラーレス+ハウジングの在庫が瞬時に完売することも。
直前予約ではボディのみ空いていて防水ハウジングが不足する、希望の受取場所に配送できない、といったトラブルが起こりがちです。防ぐには1~2か月前から空き状況を確認し、キャンセル無料期限もチェックして早めに確保するのが鉄則。
万一在庫切れでも、同等スペックの代替機を提案してくれるサービスを選んでおくと安心です。
長期利用は割高
短期旅行向きの料金設定が多いため、2週間以上の長期滞在では逆にコスト高になるケースがあります。 水中カメラのレンタル料金は1泊2日で4,000円、3泊4日で7,000円前後が目安ですが、日数が延びると定額プランがない限り総額が跳ね上がります。
たとえば1日あたり2,500円のプランを14日間利用すると35,000円以上となり、エントリークラスの新品購入価格を超えることも。このため長期滞在や年に数回ダイビングに行く方はサブスク型(月額制)か、中古カメラの購入を検討したほうが経済的に有利です。
旅行スタイルや使用頻度を見極め、「レンタルが得か購入が得か」を試算してから申し込みましょう。
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水中カメラレンタルサービスの選び方
料金の安さだけで決めてしまうと、海外で使えなかったり現地で受取れなかったりと後悔することも。ここでは旅行先・受取方法・アクセサリーの充実度という3つの軸から、特に押さえておきたい4つのチェックポイントを紹介します。
- 海外対応プラン確認
- 沖縄・宮古島の店舗
- 石垣島受取サービス
- 水中ハウジング有無
海外対応プラン確認
海外のビーチリゾートやクルーズ旅行で撮影するなら、まず「海外持ち出し可」「国際保険込み」のプランかどうかを要確認。国内専用プランで無断持ち出しすると保険適用外になるケースが多く、故障時に全額弁償という最悪の事態も。
バッテリーやリチウム電池の航空輸送制限に対応した梱包か、日本語・英語の利用マニュアル同梱かもチェックしたいポイントです。Wi-Fi転送や海外SIMに対応するモデルを選べば、現地で撮ってすぐSNSへアップできるので旅の共有もスムーズです。
沖縄・宮古島の店舗
国内でダイビング人気が高い沖縄本島や宮古島では、到着日に直接ピックアップできる店舗型レンタルが便利。急な天候変化で延泊しても、店頭で延長手続きができるため、返却遅延の心配がありません。
またメンテナンス用の真水タンクやエアブローを無料で利用できるショップもあり、砂や塩分を落としてから返却できるので追加クリーニング料を回避しやすいのもメリット。宿泊ホテルまで無料デリバリーしてくれるサービスなら、移動時間も節約できます。
石垣島受取サービス
石垣島経由で八重山諸島へ渡るプランなら、空港カウンター受取に対応した業者を選ぶのが鉄則。フライト到着後にそのまま竹富島や西表島へ高速船で移動するケースでも、石垣空港で機材を確実に受け取れるため撮影チャンスを逃しません。
返却も空港内ポストまたは離島の郵便局からOKなど柔軟なオプションがあれば、最終日ギリギリまで海を満喫できます。離島でのバッテリー切れを防ぐため、予備バッテリー込みのセットがあるかもチェックしましょう。
水中ハウジング有無
防水アクションカメラ単体で10 m程度潜れるモデルもありますが、ダイビングで30 m以上潜るなら専用ハウジングは必須。レンタル時は「本体のみ」「ハウジング付き」の料金差や、Oリング・シリコングリスなど消耗部品の追加コストを比較しましょう。
ハウジング付きプランでも耐水圧はメーカーごとに異なるため、想定水深より余裕のあるスペックか確認が必要です。広角・マクロレンズや赤フィルターなどオプションレンズを一緒に借りられるサービスを選べば、本格的な水中撮影に挑戦できます。
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水中カメラレンタルサービス人気おすすめ9選
ここでは価格の手頃さ・受取の柔軟性・アクセサリーの充実度・サポート体制を軸に、初めてでも安心して利用できる9社を厳選しました。都市部から離島までカバーするサービスや、サブスク型で好きなだけ機材を試せるサービスなど、特徴はさまざま。
自分の旅程と撮影スタイルに合う1社を見つけてください。
- マップレンタル
- GOOPASS(グーパス)
- ゲオあれこれレンタル
- CAMERA RENT
- モノカリ
- APEX RENTALS
- Rentio(レンティオ)
- シェアカメ
- Tokyo Camera Rental
マップレンタル
新宿駅近くの実店舗とオンラインを併用でき、往復送料無料・最短翌日着のスピードが魅力。GoPro HERO12や防水コンデジ、360°カメラまでラインナップが幅広く、安心補償が標準付帯。
店頭ではスタッフが防水ハウジングの装着方法もレクチャーしてくれるため初心者でも安心です。旅行前日に自宅受取し、帰宅後はコンビニから返却するだけと手続きも簡単。首都圏発で沖縄や海外へ飛ぶユーザーに人気です。
GOOPASS(グーパス)
月額制で機材を何度でも入れ替えられるサブスク型。GoPro、ミラーレス+ハウジング、ドローンなど15,000点以上のラインナップから選び放題で、契約中は海外持ち出しもOK。
最短1か月で解約できるため、ダイビングシーズンだけ利用する使い方も可能です。故障時の免責は月額料金に含まれており、追加請求を抑えられる点も安心材料。購入前に複数モデルをじっくり比較したい人に最適です。
ゲオあれこれレンタル
最短4泊5日から借りられ、予備バッテリーやフロートハンドルを同梱した「まるごとセット」が初心者に好評。返却後に気に入ればそのまま割引価格で購入できる買い取りオプションもあります。
クリーニング済みで届くため、開封後すぐに撮影へ出かけられるのが強み。長期プランには長期割引が適用され、14泊以上の利用でもコスパを維持できます。
CAMERA RENT
1か月単位でじっくり使える低価格サブスク。月額4,000円台からGoProとハウジングをセットで借りられ、契約中は撮影データをバックアップできる32GB microSDが無料で付属します。
途中で機材交換はできないものの、同じモデルを長期的に使い込んで作品を撮りためたいクリエイターや連休ごとに潜る趣味ダイバーにぴったり。契約月数に応じて月額が下がるステップ割も用意されています。
モノカリ
1日あたり1,280円からのリーズナブルさと、当日14時までの注文で即日発送に対応するスピード感が魅力。沖縄・新千歳など主要6空港での受取が送料無料で、荷物を最小限にしたい旅行者に最適です。
GoPro用シュノーケリングマスクや赤色フィルターなど海中撮影向けアクセサリーの品ぞろえも豊富。返却は同梱伝票でポスト投函するだけなので、帰宅後に疲れていても手続きに時間を取られません。
APEX RENTALS
水深40 m対応ハウジングやオリジナル自撮り棒を含む「GoProエンジョイセット」が看板商品。セットにはシリコングリスや防水チェックシートも付属し、初めての本格ダイビングでも安心して潜れます。
万一の水没事故には最大10万円まで補償する独自保険を用意。空港と離島間の転送サービスにも対応しており、石垣島〜西表島のアイランドホッピング派にも支持されています。
Rentio(レンティオ)
日本全国へ往復送料無料・最短当日出荷。1日単位のスポットレンタルと月額プランを選べる柔軟さが強みです。コンビニ返却は深夜24時まで受付可能で、帰宅が遅くなっても延滞費の心配なし。
カメラ本体と一緒にSDカードや撮影用ライトもレンタルできるワンストップ型のため、初心者が機材選びで迷う手間を省けます。レビュー記事や操作動画へのリンクが予約画面に掲載され、事前学習もラクラク。
シェアカメ
タフネスコンデジ「Olympus Tough TG-6」や子どもでも扱いやすいコンパクト防水カメラに特化したファミリー向けサービス。水深15 m対応の海・川遊びセットが3泊4日6,800円と良心的で、ストラップ・フロート・シリカゲルまでフル装備。
子どもの海デビューやシュノーケリング旅行に最適です。返却後のクリーニング料が無料なので、砂や塩が付着しても安心。
Tokyo Camera Rental
四谷と新橋に実店舗を構え、テレビ局や広告代理店にも機材を提供するプロ仕様のレンタル店。来店受取ならスタッフが撮影目的に合わせてレンズやフィルターを提案してくれるほか、緊急時には同等機材を即日配送する「特急交換サービス」を用意。
首都圏在住で撮影クオリティを追求したいクリエイターやYouTuberにとって頼れる存在です。海外ロケの書類準備サポートも追加料金で対応可能。
まとめ
水中カメラをレンタルすれば、高価な機材を購入せずにダイビングやシュノーケリングの思い出を高画質で残せます。サービスごとに料金体系や受取方法、アクセサリーの充実度が異なるため、旅程や撮影スタイルに合わせて比較することが大切です。
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